皆さん! こんにちは
補聴器ソムリエの洞です。
ゴールデンウィーク真っただ中ですが、いかがお過ごしですか?
旅行やレジャーにお出掛けの方もあれば、
家の中でのーんびりの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
家でのーんびりのお伴といえば・・・
そう!“耳そうじ”でしょう。
ただし、耳の掻き過ぎには注意してください。
よく耳そうじが まるで趣味のようにガリガリされる方がいらっしゃいます。
これは良くありません。
耳の穴は迷走神経が走っているため掻くと気持ちが良いのですが、
耳の穴の皮膚は大変薄いので少しの力で傷になってしまいます。
傷が治りかけるとまたかゆくなり、掻くとまた傷になります。
まさに悪循環です。
仕事柄人の耳の穴の中を見る機会が多くありますが、
傷だらけの人がいます。
耳の穴は鼻や口と違い、鼓膜で密閉されているため通気が悪く、
程良い湿気と、程良い温度が保たれているので、
実は雑菌の巣なんです。
そんな場所に傷が出来ますと、そこから雑菌が入ってしまい
外耳炎などの感染症を引き起こしてしまいます。
ひどくなると痛みや耳ダレが発生することもあります。
「耳そうじはしない方がいい」とおっしゃるお医者様もありますが、
中々そうもいかない方も多くいらっしゃるでしょうから
耳そうじをする際の五つの注意点をご案内させてください。
① 耳そうじは月に1~2回までに抑える。
② 耳そうじする場所は、小指の先で触れる範囲だけにする。
(耳の奥の耳アカは耳毛がその範囲まで運びだしてくれます)
③ 耳かきではなく綿棒を使ってそうじする。
(特に湿気耳の人は耳かきは使わない)
④ 綿棒使用も風呂上りは避ける。
(耳の穴の皮膚が湿って弱くなっているので剥がれ易く傷になる)
⑤ 耳アカが取れにくい方は耳鼻科医で取ってもらう。
大丈夫です。
耳鼻科のお医者様で耳そうじされる方は結構いらっしゃいますよ。
耳アカを薬で柔らかくして、きれいに取ってくださいます。
耳の健康診断のつもりで気軽に行ってみてはいかがでしょうか。
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