皆さん! こんにちは 補聴器ソムリエの洞です。
今日は前回の続きで“音の大きさ”についてのお話しです。 世の中には小さい音から大きな音まで色々な大きさの音がありますよね。 音を段々小さくしていきますと、いずれは聞こえなくなります。 また音を段々大きくしていきますと、いずれはうるさくて我慢できなくなります。
その人の聴くことの出来るギリギリの小さい音のことを「最小可聴値(さいしょうかちょうち)」と言います。
また、これ以上大きくしたら、うるさく感じてしまうギリギリの大きい音のことを「不快レベル(ふかいれべる)」と言います。
音の大きさは「dB(デシベル)」という単位で表されます。 数値が大きくなればなるほど音が大きいということを表しています。 と、前回お話ししました。 ここで基準になるのは「0 dB(ゼロデシベル)」です。
違います。 ものすごく小さな音ですが、ちゃんとあります。 どれくらい小さいかと言いますと・・・
二十歳の人に大勢集まってもらって、それぞれの“最小可聴値”を調べて平均をとると「0 dB」になります。 ちなみにもう一つの基準となるのが、二十歳の人達の“不快レベル”を調べ平均をとると「100 dB」になります。 成人の中で最も耳の良い人達は「0 dB」から聴こえ始め「100 dB」まで我慢できるということです。 何となく「dB(デシベル)」のイメージが掴めましたか? 難聴になりますと、そのレベルが二十歳の平均と比べてどうなのかという判断をすることになります。 「0 dB」と比べてどのくらい大きくしないと聴こえ始めないのか、「100 dB」と比べてどのくらい小さくして、やっと我慢ができるのか、これを調べて難聴のレベルが判断されます。 では、世の中にある色々な音は「何dB」くらいなのでしょうか?
「音の大きさ」についてご理解いただけましたでしょうか。 では次回は「音の高さ」についてお話しいたします。
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