皆さん! こんにちは 補聴器ソムリエの洞です。
今日は“音の高さ”についてのお話しです。 皆さん突然ですが水面に水滴を落とすと下の絵のように波紋が広がっていきますよね。
この波紋を横から見ますと・・・
こうなります。 実は音の伝わりも、この波紋の広がりのように空気の振動として伝わっていくんです。 水の伝わりだと波紋は見えますが、空気の伝わりだと波紋が目に見えないだけで実際にあるんです。
この空気の振動は、“山”と“谷”の連続で伝わってきますが、ここで“山”と“谷”の一対のペアを、「ひと振動」と考えてください。
1秒間のあいだに、ひと振動あれば、それを「1 Hz(ヘルツ)」と言います。
1秒間のあいだに、ふた振動あれば、それを「2 Hz(ヘルツ)」と言います。
1秒間のあいだに、100回振動があれば、「100 Hz(ヘルツ)」と言います。
このように1秒間の振動の回数のことを「周波数(しゅうはすう)」と呼び「Hz(ヘルツ)」の単位で表されます。
これ以上は指がもちませんので、他の方法で「1000Hz(ヘルツ)」をご紹介いたします。 この「1000Hz」は音の高さを表すうえで基準になる数値です。 なぜ基準になるのかと言いますと・・・
ご自宅にピアノかオルガンがございましたら、鍵盤を開いて、真ん中の「ド」を弾いてみてください。 それが約1000Hz(正確には1046.5Hz)で、高い音でもなく、低い音でもなく、丁度真ん中の音ということになります。 なのでこの1000Hzが“基準の音の高さ”となります。 ここで1オクターブ上の「ド」を弾きますと・・・
この「ド」は約2000Hz(正確には2093Hz)です。 さらにもう1オクターブ上の「ド」を弾きますと・・・
この「ド」は約4000Hz(正確には4186Hz)です。 では基準の1000Hzから 1オクターブ下の「ド」を弾きますと・・・
この「ド」は約500Hz(正確には523.23Hz)です。 さらにもう1オクターブ下の「ド」を弾きますと・・・
この「ド」は約250Hz(正確には261.63Hz)です。 もうお気付きかと思いますが、1秒間の振動の回数(周波数)が2倍になると1オクターブ上がる、 半分になると1オクターブ下がる、 ということなんです。
“周波数”とか“Hz(ヘルツ)”って聞いたことあるけど、何だかピンとこないという方は多いと思いますが、何となく「音の高さ」のイメージが出来てきましたか? では次回は“難聴”のお話しに入っていきましょう。
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Fae Gillie (金曜日, 03 2月 2017 15:37)
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あ (月曜日, 26 2月 2024 17:10)
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