皆さん! こんにちは 補聴器ソムリエの洞です。
今回からは“難聴”についてお話しさせてください。 “難聴”って一体何なんでしょうか? まずは下の図をご覧ください。
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これは以前ご紹介した“耳”→“脳”へ音の伝わるルートを示した簡略図です。 “難聴”とは、このルートのどこかにトラブルが発生して“耳”から入った音を“脳”に伝える効率が悪くなってしまうことを言います。
では具体的にどんなトラブルがあるのでしょうか? 例えば、耳の穴の中に耳アカがいっぱい溜まって耳の穴を塞いでしまったり・・・
糸電話の紙コップの底(こまく)が破れてしまったり・・・
糸電話の糸(耳小骨)が途中で外れてしまったり・・・
内耳の中に水没しているピアノの鍵盤(有毛細胞)が破損してしまったり・・・
ピアノと脳を繋ぐコード(聴神経)が断線していたり・・・
脳そのものに障害があったり・・・
と原因は様々です。 ではここで問題です。 ご紹介した①~⑥の難聴の原因の中で、最も患者数の多いのは何番でしょうか?
残念! 正解は・・・
④の“有毛細胞”の破損です。 他の原因と重なっているのも含めれば約9割が、この④のケースに当てはまります。 これから“有毛細胞(ゆうもうさいぼう)”という言葉がよく出てきますので少し気に留めておいてくださいね! ではここで①~⑥の難聴の原因を2つのグループに分けてみます。 そうすると何か見えてくるものがありますよ! ひとつは“内耳の手前まで”、もうひとつは“内耳以降”です。
この図をよーく見てください。 何か見えてきませんか? 分かりましたか? 答え合わせは次回させていただきましょう。
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