皆さん こんにちは。
補聴器ソムリエの洞です。 皆さんを悩ませている難聴が、治る(医学的治療が可能な)難聴なのか、治らない(医学的治療が困難な)難聴なのか知りたいと思いませんか? 正式な診断は耳鼻科のお医者様がされることですが、ご自身で出来る簡単な見分け方をご紹介しましょう。 前回“耳”から“脳”までのどの場所で難聴の原因が発生したかによって治療が可能な「伝音難聴」と、治療が困難な「感音難聴」に分けられるというお話しをしました。
前回内容はこちら
その通りですね! ではそれを知る目安をご紹介します。 突然ですがここで質問です。 あなたは次の①、②のどちらに当てはまりますか?
これは前回ご紹介しました ①伝音難聴と ②感音難聴の特徴です。 ①の方は治療により治る可能性があります。 ②の方は治療により治る可能性は低いです。 では2つ目の質問です。 あなたは次の③、④のどちらに当てはまりますか?
③の方は治療により治る可能性があります。 ④の方は治療により治る可能性は非常に低いです。
これはあくまでも簡易的な目安です。 詳しくは お近くの耳鼻科医または認定補聴器技能者にご相談ください。 とくに③に当てはまる方は突発性難聴の可能性がありますので出来るだけ早急に耳鼻科医の診察を受けることをお勧めします。 突発性難聴につきましては、また別の回でお話しさせてください。 また② と ④に当てはまる方で、加えて高い音が聞き取りにくかったり・・・
左右の難聴の程度にほとんど差が無かったり・・・
した場合は加齢による難聴の可能性が高いです。 これは老化現象ですので“若返り”が出来ないように、医学的治療は困難と言わざるをえません。 早期の補聴器装用をお勧めします。 加齢難聴につきましても、また別の回でお話しさせてください。
どんな疾病においても同じ事が言えますが、重要なのは「早期発見、早期対応」です。 早ければ早いほど失う“聴こえ”が少なくて済みます。 逆に最も避けるべきは、「何もしないで放置する」です。 時間が経てば経つほど本来失う必要のなかった“聴こえ”まで失ってしまう可能性が高くなります。
次回は“難聴の程度”についてお話しいたします。
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