皆さん! こんにちは 補聴器ソムリエの洞です。
今回は難聴になってしまったら一体どんな不自由が発生するのかを考えてみましょう。 まず誰かが何かを話しかけてきました。
でも何を言っているか分かりませんでした。 こんな時あなたはどうしますか?
「えっ?」って聞返しますよね。 聞返されたこの人はもう一度同じことを言ってくれます。
でも2回目も何を言っているか分からなかった時、あなたならどうしますか?
おそらくいい加減な返事をしてしまうのではないでしょうか。 これ以上相手に迷惑を掛けられませんからね。 ただ、実はこの人は・・・
と時間を尋ねていたのです。 それに対してあなたは・・・
と返事をしてしまいました。 この瞬間この人は色々なことを考えます。
そう思ったこの人はこうします。
表情ひとつ変えないで・・・
眉ひとつ動かさないで・・・
静かに遠のいていきます。 そして密かにこう思います。
こんな人が、ひとり増え、ふたり増え、していった結果・・・
次第に周囲から隔絶されているように感じ、孤独感に苛まれます。
これが今、社会問題化している「コミュニケーション障害」です。 たかが耳の奥の有毛細胞が抜けただけなのに転じてこのような結果を招いてしまいます。 実はこれでは終わりません。 この「コミュニケーション障害」は伝染します。 コミュニケーションは相手があって成り立つものなので、例えばご夫婦ふたり暮らしで、ご主人が難聴になった場合に発生する「コミュニケーション障害」は・・・
難聴ではない奥様にも影響を与えてしまうのです。
残念ながら決して大袈裟な話ではありません。 ご紹介した内容は実際に難聴者とそのご家族から伺ったお話しを元に作成いたしました。 更に「コミュニケーション障害」は先程もお話ししたように、すでに社会問題化しています。 なぜ社会問題化しているのか? 「コミュニケーション障害」が転じてどうなってゆくのか? 次回お話しさせていただきましょう。
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Dia Claro (土曜日, 04 2月 2017 00:10)
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