皆さん! こんにちは 補聴器ソムリエの洞です。
皆さんは“補聴器の給付制度”をご存知ですか? 実は補聴器をお持ちでない方のうち、僅か9%だけが「補聴器の給付制度について知っている」というアンケート結果が報告されています。 (ジャパントラック2015)
詳しくはコチラ
要するに殆どの方(91%)が“補聴器の給付制度”をご存知ないということです。 さらに同じアンケートでは、現在補聴器をお使いの方のうち、15%の方が補聴器の給付を受けていることも報告されています。
お気持ちは分かりますが、誰でも給付が受けられる訳ではありません。 難聴のレベルが一定の基準値を越えると「身体障害者手帳」が貰えて、補聴器の給付が受けられるという制度です。
「身体障害者手帳」も、難聴のレベルによって“6級”“4級”“3級”“2級”の4ランクに分かれます。
“6級”と“4級”が高度難聴用補聴器の給付対象、“3級”と“2級”が重度難聴用補聴器の給付対対象です。 下に示します補聴器基準価格表の中から給付される補聴器が選ばれます。
この表に示されている価格の“1割自己負担”もしくは“自己負担無し”で補聴器を受給することができます。 (納税額によって“1割負担”か“負担無し”かが決まります。 高額納税者は給付対象から外れます)
どのタイプの補聴器が給付されるかは耳鼻科のお医者様が選んで、役所が認可して決定されます。 必ずしも希望の補聴器が選ばれるとは限りません。
すべての耳鼻科医が給付制度の手続きをしてくれる訳ではありません。 指定された耳鼻科医だけが「手帳の交付」「補聴器の給付」の手続きを行うことが出来ます。
補聴器給付までの手続きは大変面倒です。 指定の耳鼻科医へ2回、役所へは3回行ってもらう必要があります。 途中で挫折される方も少なくありません。 そこで2度手間、3度手間を省いて、出来るだけスムースに手続きを完了させるための方法をお話ししましょう。 まず、お近くで、こんな人を探してください。
この人のお店に行って聴こえを調べてもらってください。 おそらく無料で調べてくれるはずです。 そこで難聴のレベルが基準値を越えていなかったら、補聴器の受給はあきらめてください。 基準値を越えていたら指定の耳鼻科医を紹介してくれるはずです。 その後はこの認定技能者の指示に従ってください。
ちなみに当店では基準値を越えた方に、わかりやすい給付までのマニュアル冊子を差し上げています。 さらに役所との手続きの代行もしています。 安心してお任せください。 あなたがもし補聴器の購入をお考えなら、給付の対象かどうか確認してからにしましょう。
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