皆さん! こんにちは 補聴器ソムリエの洞です。
今回は“補聴器を失敗しないためのお店選びのコツの第4弾です。
これまでのお話しは認定補聴器技能者の常駐する近所のお店で、しっかりと5種類の調査をしてもらうまでのお話しでした。 続きまして補聴器の購入に話しが進んでいきますが、その前にチョット待ってください。
そうです。 今回お話しさせていただくコツは・・・
です。 補聴器の販売店にはレンタルをさせてくれるお店と、させてくれないお店があります。 レンタルさせてくれないお店にも、それなりの理由があるというお話しは以前させていただきました。
補聴器レンタルをしないお店がある詳しい理由はこちら
補聴器の使用者で寿命による買換え購入の方にはレンタルは必要ないかも知れません。 それは“補聴器はどういうものか”をすでにご理解されているからです。 しかし補聴器初めての方は分からない事だらけで不安でいっぱいです。 しかも決して安い買物ではありません。 例えば・・・
もしそれをしなければ・・・
という結果になりかねません。 ですから補聴器初めての方は購入前にレンタルしてもらい、試聴体験させてもらいましょう。 ただし次の補聴器レンタルする時の注意点をちゃんと理解していただいたうえでレンタルしてもらうようにしましょう。
「せっかく補聴器をレンタルしてもらうのに一体なぜ?」 それは補聴器を生まれて初めてつけようとしている難聴の方に、聞こえを正常に戻すような設定をした補聴器を、もしつけてもらったとしたら・・・
長年聞いていなかった耳が突然昔の聞こえに戻ったら体への負担が大き過ぎるのです。 人によっては頭が痛くなったり、首や肩が凝ったりする場合があります。 ですから補聴器初めての方には初心者用の軽めの設定で試してもらうことになります。
ですから補聴器レンタルの目的は・・・
の確認ではなく・・・
の確認だと思ってください。 無理なく始められれば徐々に調整を進めていき、少しづつ昔の聞こえに近づけていきます。 このことをご理解いただいたうえで補聴器をレンタルしてもらうようにしましょう。 決して・・・
との評価をしないでください。 あらかじめそんな設定にはしていません。 目的はそこではありません。 たったひとつの誤解から、あなたに唯一残された会話を取り戻す最後のチャンスを逃してしまうような残念な結果にだけはならないよう注意してください。
最後に補聴器をレンタルする際のアドバイスです。 お店によってはレンタル料が無料のお店と、1週間2000円とか2週間3000円とか有料のお店があります。
いいえ、出来るだけ有料のお店を選びましょう。 たかがレンタルと言っても電池代、メンテナンス代が掛かります。 レンタル用補聴器をメーカーから有料で借りる場合もあります。 それなりに費用が掛かっているのです。 それを有料でレンタルするのであれば、もしも・・・
との評価になった時に、何の気兼ねなく購入を断ることが出来るでしょう。 本来、補聴器のレンタル期間は1週間から2週間ほどあれば大体の評価は下せるものですが、お店によっては2か月や3ヶ月の長期間無料レンタルをしているところもあります。 それらのすべてのお店とは言いませんが、一部のお店ではレンタル終了時に・・・
と強引に購入を薦めてくるお店が実際にあります。 元々それを目的としてレンタルを行っているのです。 レンタルというのは正しい評価を下すための実験でなければなりません。 そこに“気兼ね”や“気遣い”が介入してはいけませんし、お店側がそれを強要するなどもっての外です。 あらかじめ有料レンタルのお店を選んでおけばそんな心配はいりません。 DVDをレンタルするようなつもりで借りましょう。 タダより高いものは無いのです。
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