皆さん! こんにちは 補聴器ソムリエの洞です。
今回も“今、人気のある補聴器”についてのお話しです。 前回は、とにかく周囲に見えないように隠す「シークレット補聴器」についてご紹介いたしました。 今回ご紹介する補聴器は、まったく逆の発想の補聴器です。 まず、この人をみてください。
何かが光に当たって反射しました。 でも何が光ったのか分かりません。 一体何が光ったのでしょうか? すごく気になりますよね。 誰かが必死で隠そうとしているものをチラッと見つけてしまった人は、興味がわいてしまい、その秘密を知りたくてしょうがなくなってしまいます。
そこを逆手にとって「最初から隠そうとしなければ、誰もそれに興味を示さない」という発想のもと開発されたのが今日ご紹介する補聴器です。 まずはその補聴器の装着図を見て下さい。
この写真を見て、一体、何に見えます?
確かに歌手が似たようなものを付けていますよね。 あれは歌手が大勢のお客さんの前で歌う時、歓声でバックバンドの演奏が搔き消されてしまうので、イヤホンを通してバンドの演奏の音を聞いているのです。 もっと他に思い当るものはありませんか?
そうです。 この質問をしたとき、そうお答えになる方が最も多いです。 車の運転中に携帯電話を使用することは禁止されていますから、ドライバーの方は運転中に、このようなイヤホンを付けて電話されます。
どうです? この2つ、よく似てるでしょう。
他のものに見えるのなら、わざわざ隠す必要はないのです。 隠さなければ誰も興味を示しません。 堂々と付けていれば、誰もそれを補聴器とは思いません。
これが今回ご紹介いたします補聴器に見えない補聴器「クール」です。
しかも耳あな型補聴器なのに耳の穴を塞がない構造です。 耳あな型独特のこもり感が軽減されます。 まさに“クール”な補聴器なんです。
他の物に誤魔化して見せる補聴器みたいですが違うんです。 実は“クール”は携帯電話を本当に受信出来るんです。(一部器種を除く)
ですから・・・
と明言できちゃう補聴器なんです。
“補聴器に携帯電話の受信機能がオマケで付いている”のではなく“携帯電話の受信機に補聴器機能がオマケで付いている”と捉えてみてください。 決して恥ずかしがったり、隠したりする必要の無い補聴器 それが「クール」です。